栄養学雑誌
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原著
スポット尿中のナトリウム・カリウム排泄状況と栄養素等摂取量・食品群摂取量の関連
─NIPPON DATA2010─
中川 夕美, 由田 克士, 宮川 尚子, 岡見 雪子, 大久保 孝義, 岡村 智教, 三浦 克之, NIPPON DATA2010研究グループ
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2024 年 82 巻 1 号 p. 13-23

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抄録

【目的】スポット尿から推定した24時間尿中のナトリウム (Na)・カリウム (K) 排泄量と食事記録法により求められた栄養素等摂取量および食品群摂取量の関連を検討する。

【方法】平成22年国民健康・栄養調査およびNIPPON DATA2010の参加者から,重篤な循環器疾患,腎臓病または腎機能低下と指摘された者および高血圧,糖尿病,脂質異常症の治療中の者を除いた男性581人,女性923人を対象とした。性別に推定24時間尿中のNaとKの排泄量の中央値で多/少を組み合わせた4群間 (尿中K多Na少群,尿中K多Na多群,尿中K少Na少群,尿中K少Na多群) で栄養素等摂取量と食品群別摂取量を比較した。

【結果】尿中へのK排泄量が多くNa排泄量も多い群(尿中K多Na多群)は男女ともK摂取量が尿中K少群より多く,女性においてNaおよび漬け物の摂取量が尿中Na少群より多く,野菜類摂取量が尿中K少群より多かった。尿中K少Na少群は男女ともK摂取量が尿中K多群より少なかった。尿中K少Na多群は食事中Na/K比が女性で最も高かった。尿中K多Na少群は,食事中Na/K比が女性で最も低く,男女ともK摂取量,乳類の摂取量が尿中K少群より多かった。

【結論】集団レベルにおいて,スポット尿から推定した24時間尿中のNaとKの排泄量は,NaやKの摂取状況,およびKの寄与率が高い食品群の摂取量と関連している可能性が示唆された。

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