飼料中の糖質を蔗糖とし, この一部をソルビトールで置き換え, B2不足飼料にてシロネズミを飼育して次の結果を得た。
1) 動物の体重増加はB2不足飼料群, B2投与群とも, ソルビトール添加群がもつとも大きく, ついでデキストリン群, 蔗糖群であつた。
2) 飼料効率もソルビトール添加群がもつとも良く, ついでデキストリン群, 蔗糖群の順序であつた。
3) 盲腸内及び糞B2量はB2不足飼料群, B2投与群ともソルビトール添加群, デキストリン群は蔗糖群の数倍高い含量を示した。
4) 以上の結果から, ソルビトールはB1と同様にB2節約作用の現象を示すことを認めた。