栄養学雑誌
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胡椒含有食品に添加したビタミンAの簡易定量法
見目 明継岩尾 裕之西村 燿子
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1962 年 20 巻 1 号 p. 8-11

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抄録

胡椒を含んでいる食品の不鹸化物は, クロロホルム溶液中で三塩化アンチモンと反応して黄色を呈すると共に, 石油エーテル溶液にした場合に337mμに紫外部吸収極大を有する。この様に三塩化アンチモンで黄色を呈し, 337mμに極大吸収を有する物質は, 胡椒を試料と同様に処理して得た不鹸化物からも得られるので, 三塩化アンチモンのA呈色に最も影響を与えている物質は, 胡椒に起因すると考えられる。この物質は酢酸に溶解することが判つたので, 試料の不鹸化物の石油エーテル溶液に塩化ナトリウムを添加した50%酢酸で振盪して, ビタミンA定量を妨害する物質を除き得た。本法によるビタミンAの検出率は97%である。

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