栄養学雑誌
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腎臓病食の食塩量測定法における塩分計の応用
萩原 清和津田 明子渡辺 智子神田 紀子高畑 京二高居 百合子岩尾 裕之
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1983 年 41 巻 5 号 p. 319-323

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抄録

腎臓病食の調理前と調理後の食事6日分計18食について, 塩分計と原子吸光光度計を用いて食塩量を測定した。その結果を次に示す。
1) 1食分の調理前および調理後の試料で, 塩分計を用いて測定した食塩量は, 原子吸光法を用いて測定した値に対して101.5±7.2%および98.3±10.6%であり, 調理前, 調理後とも塩分計法と原子吸光法との間に大きな相違は認められなかった。
2) 食事について塩分計による食塩測定が可能であることがわかった。
3) 調味料以外の食材料に由来するナトリウムの食塩換算値は無視できない。

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