栄養学雑誌
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意識障害患者における成分栄養剤高濃度投与の経験
乙木 隆子木村 伸子清水 寛子鈴木 久美子浅井 友理田村 洋子
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1992 年 50 巻 4 号 p. 237-244

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抄録

横浜宮崎脳神経外科病院入院患者において, 成分栄養剤ED-ACによる高濃度投与を試み, 下痢などの臨床症状を観察し, 血液生化学検査による栄養アセスメントを指標にした検討を行った。検討例は10例で, 1.5kcal/ml, 2kcal/mlが各5例で, 投与期間は14日から62日であった。全例に腹部膨満, 嘔吐, 下痢はみられず, 血液生化学検査に異常なく, 栄養指標の1つであるトランスフェリンにも変動を認めなかった。以上の諸結果について報告するとともに, 高濃度投与による栄養管理の利点についても報告する。

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