カルピス食品工業 (株)
昭和女子大学
日本獣医畜産大学
1997 年 55 巻 2 号 p. 79-84
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健常ボランティア18人に, 大豆オリゴ糖を難消化性糖類であるスタキオースとラフィノース換算量で1g及び2gを2週間ずつ摂取させて, 排便回数, 糞便中ビフィズス菌数及び糞便水分含量を調べた。その結果, オリゴ糖の摂取中, 排便回数が週5回以下の便秘傾向者に排便回数とビフィズス菌の菌数に有意な増加を認めたが, 糞便水分の増加は顕著でなかった。排便回数が週6回以上の被験者では大豆オリゴ糖少量摂取の影響はなかった。以上から, 大豆オリゴ糖は少量の摂取でも便秘傾向者の便性状が改善されることが示された。
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