栄養学雑誌
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オートミール粥の摂取が境界域および軽度高コレステロール血症者の血清コレステロール値に及ぼす影響
青江 誠一郎藤田 孝木下 さと子内田 俊昭須栗 紀子鳥羽 保宏辻 秀一平形 道人大矢 清
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64 巻 (2006) 2 号 p. 77-86

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抄録

日本人成人男女を対象に, β-グルカンを含むオートミールの摂取が血清総コレステロール値に及ぼす影響について検討した。境界域および軽度高コレステロール血症の男女にプラセボ, オートミール粥をそれぞれ1日1回, 12週間摂取させた。その結果, オートミール群において血清総コレステロール値が低下し, 摂取期間を通じてプラセボ群とオートミール群間で有意差が認められた (p<0.05)。また, 血清総コレステロール値の低下は主にnon-HDLコレステロール値の低下によるものと考えられた。血球成分, 血液生化学成分, 臨床所見の成績から, 各群において試験粥摂取による副作用は認められなかった。
以上の結果, オートミールを1日60g (β-グルカンとして2.1g) の摂取は境界域および軽度高コレステロール血症の成人男女の血清総コレステロール値を低下させ, かつ安全であることが示された。

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