E-journal GEO
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都市居住の安全確保に配慮した居住誘導区域の設定に関する問題点
荒木 俊之
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2020 年 15 巻 1 号 p. 128-136

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抄録

本稿では,都市計画基本問題小委員会の中間とりまとめに示された都市居住の安全確保について概観し,都市居住の安全確保に配慮した居住誘導区域の設定についての問題点を,地理学的研究の成果を踏まえて検討した.その結果,旧河道や埋立地,盛土地など,地震動に対し,災害危険性が高い地形の分布地域がハザードエリアとして認識されていないことを問題点として指摘できた.解決策の一つとして地形分類図の利用を促進するとともに,それに関するGISデータ整備を促すことが,都市居住の安全確保に配慮した居住誘導区域の設定に必要であると考える.

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© 2020 公益社団法人 日本地理学会
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