エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集
第20回エレクトロニクス実装学会講演大会
セッションID: 22C-10
会議情報

チャネル光導波路を用いたボード内チップ間波長多重光配線の提案
*山口 智史裏 升吾金高 健二
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ボード内チップ間を超広帯域で接続する波長多重光配線を検討している。これまで薄膜光導波路配線ボードにグレーティングカップラを集積し、VCSELからのもしくはPDへの空間光を結合する構成であった。今回、チャネル光導波路に45°ミラーを集積した波長多重光配線を提案する。配線密度及び許容波長誤差の向上が期待できる。光導波路にはSiO2系を用い、波長合分波領域では伝送用チャネル導波路に分布ブラッグ反射器(DBR)を集積し、その上に入出力用チャネル導波路を形成する。入出力領域では両チャネル導波路を分離する。両領域は縦型Y分岐で接続する。動作波長帯850nmとしてY分岐導波路及びDBRの設計を行った。チャネル導波路幅は4μm、伝送用チャネル導波路厚は0.8μm、入出力用導波路厚は4μmと設定した場合、Y分岐の結合効率は96.9%、DBR(結合長0.3mm)は結合波長幅2nmで最大結合効率は97.3%と見積もった。

著者関連情報
© 2006 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
前の記事 次の記事
feedback
Top