電気泳動
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総説
MALDI-TOF MSを用いた細菌同定受託検査の現状
森田 華子林元 展人
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2017 年 61 巻 2 号 p. 149-151

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抄録

実験動物の微生物モニタリング検査は,実験動物の微生物学的な品質を保証する唯一の方法である.当センター(公益財団法人実験動物中央研究所ICLASモニタリングセンター)は,この微生物モニタリング検査における迅速な細菌同定法として,MALDI-TOF MSを用いた微生物同定装置MALDI Biotyper(Bruker Daltonics社)を2013年に導入した.しかし,実験動物における病原細菌の同定については既存のデータベースでは不十分であるため,新たにデータベースの拡充を行った.また,実験動物由来検体の迅速同定に加え,実験動物由来以外の菌種同定の要望に広く応えるべく,MALDI Biotyperを用いた微生物同定の受託検査を開始した.本稿では,実験動物のモニタリング検査での課題とMALDI-TOF MSを用いた微生物同定の受託検査の現状について述べる.

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© 2017 日本電気泳動学会
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