電気泳動
Online ISSN : 2189-2636
Print ISSN : 2189-2628
総合論文
Phos-tag:生化学的および細胞内タンパク質のリン酸化解析のため最適ツール
根本 圭一郎澤崎 達也
著者情報
ジャーナル 認証あり

61 巻 (2017) 2 号 p. 61-64

詳細
PDFをダウンロード (1217K) 発行機関連絡先
抄録

細胞内のタンパク質は,リン酸化やユビキチン化,アセチル化など様々な翻訳後修飾により機能制御を受けている.特に,代表的翻訳後修飾のタンパク質のリン酸化は,生命現象の重要な制御機構である.さらに細胞内の非常に多くのタンパク質はリン酸化されていることが分かってきた.我々は自由にタンパク質が合成可能なコムギ無細胞系とAlphaScreen技術を基盤にタンパク質−タンパク質の相互作用を高速・高感度に検出できる方法論の構築を行ってきた.これまでタンパク質のリン酸化はリン酸化部位特異的認識抗体を用いてきたが,近年,広島大学の木下グループにより,リン酸基を特異的に認識できるPhos-tagが開発され,本稿ではAlphaScreen技術とビオチン化Phos-tagを融合した生化学的およびPhos-tagアクリルアミドゲルを活用した細胞生物学的リン酸化タンパク質検出技術について紹介する.

著者関連情報
© 2017 日本電気泳動学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
前身誌

生物物理化学

feedback
Top