日本生態学会大会講演要旨集
第52回日本生態学会大会 大阪大会
セッションID: S8-1
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性淘汰による種分化:批判への反論と性形質強調の進化を取り入れた新モデル
*山村 則男山内 淳
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抄録

2方向にフィシャーのランナウェイが走るという性淘汰による種分化のモデル (Higashi et al. 1999) に対して、最近、そのメカニズムで実際に種分化が起きる条件は厳しいという批判 (Arnegard & Kondrashov, 2004; van Doorn et. al, 2004 など) がなされているが、その批判の根拠について反論する。さらに、オスの性的形質およびメスのそれに対する好みの他に、メスの選択を容易にするようなオスの性的形質を強調する形質の進化、あるいは、メスの選択能力の進化を導入すると、姓淘汰による種分化がより容易に起きることを示す。Higashi, M., Takimoto, G., and Yamamura, N. (1999) Sympatric Speciation by Sexual Selection. Nature 402: 523-526.Arnegard & Kondrashov (2004) Sympatric speciation by sexual selection alone is unlikely. Evolution 58: 222-237 .van Doorn, G. S., Dieckmann, U. and Weissing, F.J. (2004) Sympatric speciation by sexual selection: A critical reevaluation. Amer. Natur. 163: 709-725.

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© 2005 日本生態学会
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