2018 年 11 巻 3 号 p. 172-179
あらゆる‘もの’が通信ネットワークを介してつながっているIoT(Internet of Things)時代が到来しており,通信を利用した制御の必要性が高まっている.制御対象と制御器が通信ネットワークを介して接続された制御システムはネットワーク化制御システムと呼ばれ,盛んに研究されている.本稿では,ネットワーク化制御システムに対する制御手法として,事象駆動制御と自己駆動制御を紹介する.いずれの手法でも,通信負荷を抑制しつつ,高性能な制御が実現できる.