Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
数種の実験動物における血液凝固自動測定装置 (KC-10) の信頼性について
関田 清司
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1985 年 34 巻 3 号 p. 319-322

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抄録

血液凝固自動測定装置KC-10による実験動物のプロトロンビン時間, 活性化部分トロンボプラスチン時間およびフィブリノーゲン測定の信頼性および有用性について検討した。イヌ, ウサギおよびラットの未希釈血液および希釈血漿に対する同時再現性は良好であった。N-nitrosodimethylamineによるラットの血液凝固障害を鋭敏に検出できた。N-nitrosodimethylamine投与ラット血漿を用い, 他の装置 (AUTO-FI) と比較したところ, 良い相関性が得られた。以上, 血液凝固自動測定装置による実験動物の血液凝固測定の信頼性および有用性が認められた。

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© 社団法人日本実験動物学会
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