Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
15種の病原体に対するマウスラットの抗体保有調査
鍵山 直子高倉 彰伊藤 豊志雄
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1986 年 35 巻 4 号 p. 531-536

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抄録
15種の病原体 (ウイルス10種, マイコプラズマおよび細菌5種) について, 21コンベンショナル (174匹) および12バリア (95匹) マウスコロニーと, 21コンベンショナル (138匹) および23バリア (238匹) ラットコロニーの抗体保有調査を行った。マウスコロニーではコンベンショナルの81.0%とバリアの16.7%が, ラットコロニーでは同じく81.0%と43.5%が, 1種以上の病原体に陽性を示した。MHVとSendai virus, およびSendai virusとPVMがマウス, ラットそれぞれのコロニーにおける主要病原体であった。また, マウスではToolan's H-1, MVMおよびPVM抗体が, ラットではKilham rat virus, Mycoplasma prrlntonisおよびToolan's H-1抗体がかなり高率に検出された。
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© 社団法人日本実験動物学会
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