Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
ラットの血液学的・臨床生化学的検査値および飲水のサーカディアンリズムに与える絶食と再給食の影響
前島 一仁長瀬 すみ
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 40 巻 3 号 p. 389-393

詳細
抄録

ラットに24時間の絶食とそれに続く12時間の再給食を行い, 39項目の血液学的・臨床生化学的測定値と飲水のサーカディアンリズムにおよぼす影響を調べた。その結果, ラットは絶食期間中ほとんど水を摂取しなかったが, その後の再給食では, 明期にもかかわらず水を急激に摂取した。絶食期間中, アルカリ性ホスファターゼ活性, 炭酸ガス分圧など12項目に経時的な減少が, また, コリンエステラーゼ活性, 赤血球など8項目に経時的な増加が観察された。これらの項目の多くは, 12時間の再給食により正常範囲に回復したが, 白血球を除く血液学的項目は回復しなかった。その他の項目には, ほとんど影響が認められなかった。

著者関連情報
© 社団法人日本実験動物学会
前の記事 次の記事
feedback
Top