Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
マウスLy遺伝子ハプロタイプとエールリッヒ腹水癌の皮下退縮
佐藤 徳光加藤 明子藤沢 信義
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1994 年 43 巻 2 号 p. 227-233

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抄録
エールリッヒ腹水癌細胞 (EAT細胞) は細胞表面のH-2遺伝子産物をほぼ消失しており, 105細胞の腹腔内移植でどの系統マウスにも生着する。しかし, 皮下移植では2×107細胞の移入で, DBA/2 (H-2d) , C3H (H-2k) , AKR (H-2k) , CBA (H-2k) , DBA/1 (H-2q) では増殖し固形癌を形成したが, C57BL/10 (H-2b) , BALB/c (H-2d) , NZB (H-2d) , A (H-2a) , SJL (H-2s) では退縮した。各グループに共通する遺伝的特徴を探すと, EAT退縮系マウスのLyハプロタイプはLy-1.2およびLy-2.2という共通性があった。EAT増殖系マウスのそれはLy-1.1 (ただし, AKRは例外) およびLy-2.1であった。
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© 社団法人日本実験動物学会
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