姫路獨協大学薬学部
2014 年 50 巻 1 号 p. 67
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微生物は,自然現象である風送ダストや海流,人的要因である船舶のバラスト水などに伴って長距離を移動し,ときに到達地に定着すると言われている.これらの微生物は到達地のヒトの健康に影響を与える可能性が考えられ,近年研究が進められている.中でも代表的な風送ダストであるサハラダストでは,毎年10億トンもの砂が風に巻き上げられ大陸を広く移動し,その一部は大西洋を超えアメリカ大陸にまで達する.この砂粒子を“ヒッチハイク”する微生物が到達地に及ぼす影響・リスクを考察する際,その属種に関する情報は重要となる.
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