ファルマシア
Online ISSN : 2189-7026
Print ISSN : 0014-8601
ISSN-L : 0014-8601
目次
目次/特集にあたって/表紙の説明
ジャーナル フリー

2014 年 50 巻 11 号 p. 1072-1073

詳細
抄録

特集にあたって:ケミカルバイオロジーという研究領域が確立され,今日まで各種ゲノミクスやエピジェネティクスなどの手法を活用して,多彩な研究が行われている.既にファルマシア特集号として取り上げられた,バイオイメージングやプローブ研究など,独立したフィールドと呼べるほどのテクノロジーも派生している. 本特集では,ケミカルバイオロジー研究を技術面からではなく,成果の面から紹介する.研究対象としてヒトを含むほ乳類や高等生物だけでなく,昆虫,微生物や植物など幅広い範囲から執筆いただいた.様々な化学技術を利用して,どのような生命現象がどこまで解明されているのか,先端研究の現状を理解する一助となれば幸いである.
表紙の説明:合成化合物を用いて,生体内遺伝子の ON/OFFやタンパク質合成・発現制御のメカニズムを調査する研究は,ヒトだけではなく昆虫(アカトンボの体色)や植物(葉の折り畳み)など,様々な生物を対象に行われている.それぞれの成果は,個々の種のみならず他の領域ともいずれ関連付けられ,生命現象の解明が進んでいくことであろう.

© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
次の記事
feedback
Top