ファルマシア
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薬薬連携 つながる病院・薬局
第8回 東京 緩和ケアチーム薬剤師が保険薬局へ提供する患者薬剤サマリーの意義
鷹野 理
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2014 年 50 巻 12 号 p. 1237-1239

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抄録

当院では,緩和ケアチームが介入した患者が退院し訪問医療に引き継いで在宅療養される際,チーム薬剤師が薬剤サマリーを作成し,在宅患者訪問薬剤管理指導で介入する保険調剤薬局に提供する取り組みを行っている.筆者は緩和ケアチーム立ち上げ時から活動に参加しているが,退院時の患者へのアプローチは薬剤師が行う通常の退院時指導に準じたものに収まっていた.
しかし,入院中に提供した緩和ケアの意図を,在宅でかかわる薬剤師に理解いただいたうえでケアをつないでいきたいという思いから,サマリー提供の取り組みに至っている.こうした取り組みを継続する中で,サマリーの有用性を高めるために本取り組みを一度評価する必要があると考え,保険薬局へのアンケートを実施することとした.

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© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
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