ファルマシア
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接触消光を利用した新たな細胞内RNAのイメージング
正木 慶昭
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2014 年 50 巻 5 号 p. 451

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抄録

ヒトゲノムにおいてタンパク質をコードしているエキソンは2%程度に過ぎない.タンパク質をコードしていない残りの領域はジャンクとして注目を集めていなかったが,近年の網羅的なRNA解析により,その多くがノンコーディングRNA(ncRNA)として転写されていることが明らかとなった.現在,ncRNAは発生から分化,多様な疾患に関与していると考えられているが,詳細な機構はまだ明らかになっていない.その理由の1つとして,生細胞内におけるncRNAの挙動の解析が困難であることが挙げられる.そこで本稿では,挙動の解析に有用なRNAイメージングの最近の研究について紹介する.
なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
1) Sunbul M., Jaschke A., Angew. Chem. Int. Ed., 52, 13401-13404 (2013).
2) Paige J. S. et al., Science, 333, 642-643 (2011).
3) Holeman L. A. et al., Fold. Des., 3, 423-431 (1998).

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© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
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