ファルマシア
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薬薬連携つながる病院・薬局
第5回 東京 西東京地区における糖尿病医療連携システムの構築
西東京糖尿病療養指導士の研修・認定事業
本田 一春貴田岡 正史
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2014 年 50 巻 6 号 p. 555-557

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抄録

厚生労働省が2012年に行った国民健康・栄養調査によると,糖尿病が強く疑われる者は約950万人,糖尿病を否定できない者(糖尿病予備軍)は,約1,100万人と推定されている.糖尿病を強く疑われる者と糖尿病の可能性を否定できない者を合わせると約2,050万人と推計され,今までの調査において初めて全体として減少に転じたものの,糖尿病を強く疑われる者についてみると,依然として増加傾向が持続している.
また,このような現状を踏まえて従来より国の医療計画,「5疾病・5事業および在宅医療の医療連携体制の構築」における5疾病の1つに糖尿病が取り挙げられていた.そのなかで予防・治療には,患者自身による生活習慣の管理に加えて,内科,眼科,小児科,産科,歯科等の各診療科が,糖尿病の知識を有する管理栄養士,薬剤師,保健師,看護師等の専門職種と連携して実施する医療サービスが必要であること,さらにこれらの医療サービスが有機的に,継続して実施されることが望まれている.そのためには,糖尿病地域連携システムを機能させることが重要である.
本稿では,西東京地区で糖尿病地域医療システムに必要とされる人的リソースの育成とその活用に努めてきた西東京臨床糖尿病研究会における西東京療養指導士の育成と薬剤師の果たす役割について,また今後高い確率で,発生が予想される首都直下型地震に対するマニュアル作成について併せて報告する.

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© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
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