ファルマシア
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新薬のプロフィル
ベピオゲル2.5%
菊川 義宣
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2015 年 51 巻 11 号 p. 1082-1083

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抄録

ベピオゲル2.5%は,国内初の過酸化ベンゾイルを有効成分とする尋常性ざ瘡治療剤である.過酸化ベンゾイルは抗菌作用および角層剥離作用を有している.また,本剤耐性菌の報告はなく,抗菌薬耐性菌に対しても抗菌活性を示す.過酸化ベンゾイル含有製剤は1960年代から海外諸国で尋常性ざ瘡の外用治療に用いられている.欧米では,外用および内服抗菌薬に対する耐性菌発現リスクを最小限に抑えるため,過酸化ベンゾイル含有製剤の使用が推奨され,標準治療として定着している.国内では薬剤耐性菌は大きな問題には至っていないが,尋常性ざ瘡患者からPropionibacterium acnesの薬剤耐性株の分離頻度が増加しているとの報告もある.このような背景を踏まえ,当社は本剤の開発に着手し,2014年12月に尋常性ざ瘡治療剤として承認され,2015年4月に発売した.

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© 2015 The Pharmaceutical Society of Japan
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