抄録
病原体関連分子パターンPAMPsと対比してDAMPsとも呼ばれる.HMGB1,熱ショックタンパク質,細胞外マトリックス分解産物,ベータアミロイド,酸化型LDL,酸化リン脂質,二本鎖DNA,ミトコンドリア由来ペプチド,ミトコンドリアDNAなどが知られ,それ単独または他の免疫賦活化因子とともに免疫の活性化を引き起こす.主に細胞壊死(ネクローシス)を起こした細胞から放出され,急性炎症・慢性炎症の要因になっていると考えられる.近年では,遺伝学的にプログラムされたネクローシス(ネクロプトーシスとも)からの放出が多数報告されており,医学的にも注目されている.