千葉大学大学院薬学研究院
2016 年 52 巻 5 号 p. 397-401
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難水溶性薬物の溶出・吸収挙動は、薬物・添加剤の種類や組成、仕込み量、製剤の種類に依存する。測定結果を比較する場合、同じ薬物・添加剤であっても製法や実験条件が同じかどうかを確認する必要がある。本稿では、溶解性改善時の薬物溶解状態として過飽和・可溶化に注目し、薬物の溶出挙動・溶解状態の評価法、過飽和・可溶化溶解の違い、薬物溶解に及ぼす添加剤の影響、消化管モデル溶液中での薬物溶出挙動と膜透過との関係について概説した。
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