ファルマシア
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談話室
消えゆく美音に酔いしれる:みみは万能への入り口
東田 道久
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2017 年 53 巻 1 号 p. 7_1

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抄録

街ではみみにふたをして歩いている人をよく見かける。あれはよろしくない。みみは危険察知アンテナとして最も感度の良い器官であり、それにふたをすると危険に反応できない。著者は最近とんでもないスピーカーを買い、静寂を目指して引いていく音の響きの美しさにめざめた。そこには「精度と純度」がある。人生の引き際にもその美学を反映させたいが、そのためには種々の意見に純粋な気持ちでみみを傾け、脳を刺激し続けることが大切な気がする。

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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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