山口大学大学院創成科学研究科
2017 年 53 巻 9 号 p. 895-897
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分子をつくるための合成化学的手法の進化が,創薬をはじめとした化学関連分野における限界を超えるための鍵になると信じ,我々は反応の開発研究に取り組んでいる.本稿では,『炭素鎖に含まれるC(sp3)—H結合のラジカル開裂を経る直接的官能基化』による炭素ユニットならびにヘテロ官能基導入法を紹介する.「炭素骨格の直接的な官能基化」は迅速な構造展開への応用が期待でき,「ラジカル種」は極性官能基との共存性が高いため幅広い基質への適用が期待できる.
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