ファルマシア
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くすりの博物館をゆく
第18回 長崎大学薬学部お薬の歴史資料館ならびに下村脩名誉博士顕彰記念館
池田 幸弘
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2018 年 54 巻 1 号 p. 62-63

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抄録

長崎は坂の町である。しかし、市の中心部にいるとあまり気付かず、むしろ川と橋の町ではないかと思ってしまったが、天主堂や亀山社中など各所を巡ると実感した。
みなさんご存知のとおり、江戸時代、長崎は世界に開かれた唯一の窓のような存在であった。シーボルトが1824年(文政7年)、この地に鳴滝塾を開いて高野長英らに西洋医学を教えたことなど、長崎は西洋医学の中心地として発展してきた。それゆえ、薬に関する資料が多く遺されているのは自然なことなのかもしれない。
長崎駅から路面電車に乗り換えて長崎大学薬学部を目指す。頻繁に往来する路面電車の多様な車両と塗装に見とれているうちに程なく大学前駅に到着した。薬学部講義棟1F事務室で見学の旨を伝える。薬の歴史資料館は講義棟2階のリフレッシュルームに設置されている。無線LANなどインターネット環境も整備されており、日々学生さんが勉学に励んでおられるようである。小職が訪ねたときも、数名が歴史的資料に囲まれて勉強されていた。邪魔をしないよう静かに見学させていただく。

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© 2018 The Pharmaceutical Society of Japan
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