ファルマシア
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最前線
遷移金属エノラート種の幾何学制御
多点認識反応場の理解と制御を目指して
五月女 宜裕袖岡 幹子
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2019 年 55 巻 10 号 p. 934-938

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抄録

優れた触媒活性を示す錯体触媒の三次元構造や電子構造を実験的に捉え、どのように基質を活性化するのか?を議論することができれば、より論理的に新しい金属錯体触媒や不斉反応を開発することが可能になると考えられる。本稿では,我々が最近見出した金属中心キラリティー内包型ニッケル錯体触媒の発見の経緯,構造解析,更には新反応開発への展開について紹介する。

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© 2019 The Pharmaceutical Society of Japan
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