ファルマシア
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システマティックレビューと医薬品副作用データベースJADERを用いたドラッグリポジショニング研究
今井 徹
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2019 年 55 巻 3 号 p. 239-241

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抄録

近年,エビデンスに基づいた標準治療が行われるようになったが,有効な薬物治療が確立しておらず,治療に難渋する症例に日々遭遇する.新規化合物が新薬となるまでに10年以上の長い歳月が必要とされる.我々は製薬会社とは異なり明日の臨床に直ぐに活かせる研究が特に重要になると考える.本稿ではシステマティックレビューと医薬品副作用データベースという2つの異なる研究手法を用いたドラッグリポジショニング研究について具体的事例を示し,さらなる研究の可能性を考察したい.

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© 2019 The Pharmaceutical Society of Japan
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