ファルマシア
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セミナー
アルツハイマー病研究の進歩
富田 泰輔
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2019 年 55 巻 9 号 p. 843-847

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抄録

近年、アルツハイマー病はタンパク質蓄積病態に伴って生じる慢性代謝疾患としての理解が深まりつつある。すなわち、従来考えられてきた「凝集タンパク質が神経細胞を直接的に傷害する」という単純な分子病態モデルから、「長期にわたるタンパク質蓄積に対する様々な脳内細胞応答の変容が、最終的に神経変性を惹起する」と想定され、細胞・組織病態として認知症を捉えることが必要であると考えられるようになった。

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© 2019 The Pharmaceutical Society of Japan
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