大阪市立大学大学院医学研究科
2020 年 56 巻 1 号 p. 26-30
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ユビキチンは,タンパク質に結合して選択的にプロテアソーム分解へ導く目印として発見されたが,ユビキチン分子間で多様な連結を形成することで分解以外にも数多くの生理機能制御を担うことが明らかになってきた.本稿では,我々が見出した直鎖状ユビキチン鎖を生成する酵素(LUBAC,linear ubiquitin chain assembly complex)の生理機能と疾患との連関,および創薬を目指した阻害剤開発の現状を紹介したい.
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