ファルマシア
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最前線
二価鉄蛍光プローブ開発の現状
平山 祐
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2020 年 56 巻 2 号 p. 137-141

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抄録

細胞内の鉄イオンは常に一定濃度に保たれており,その恒常性の破綻は様々な病態につながる.特に,過剰な鉄イオンは酸化ストレスをはじめ種々の細胞損傷作用を示すことから,その挙動を解析することは生物学的にも医学的にも重要である.本稿では,細胞内において酸化ストレス源となるような鉄イオン=二価鉄イオンを選択的に検出することが可能な蛍光プローブの開発とその応用研究における現状について概説する.

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© 2020 The Pharmaceutical Society of Japan
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