近畿大学薬学部化学療法学研究室
2020 年 56 巻 4 号 p. 309-313
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ケモカインは細胞遊走活性を有するサイトカインの一群であり,免疫細胞の遊走制御を介して生体内における免疫システムの形成および恒常性維持に関与している.また,病的状況下においては様々なケモカインの異所性発現が見られ,それによって起こる免疫細胞遊走の異常が病態形成に密接に関わっている.本稿では,乾癬発症に重要な役割を果たすヘルパーT細胞サブセットであるTh17細胞とケモカイン系の役割について,著者らの研究成果を交えて紹介する.
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