金沢大学名誉教授
2020 年 56 巻 4 号 p. 338-339
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薬学で扱う学問分野は多岐にわたり,教わる側も教える側もたいへんである.その一方で,「その科目はわざわざ薬学でやらなくてもよいのではないか」と他学部の教員に言われたりもする.よって,学生も教員も「なぜ薬学でこれを教わる・教えるのか」を意識する必要がある.この小文では,筆者が薬学部で教鞭をとった期間に気づいた,感じた,考えさせられたことを綴る.