奈良先端科学技術大学院大学
東京大学大学院理学系研究科
2020 年 56 巻 6 号 p. 514-518
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
多剤排出輸送体MATEは細菌、古細菌から高等真核生物を含む全ての生物において保存された膜タンパク質輸送体であり、細胞内ホメオスタシスの維持に重要な役割を持つ。多剤排出輸送体は多様な基質を認識し排出することで、細菌の薬剤耐性獲得の一因となるため、輸送メカニズムの理解や阻害薬の開発が期待されている。本稿ではMATEについて、高分解能で決定された三次元構造から明らかになった知見について解説を行う。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら