帝京大学薬学部 静岡県立大学名誉教授
2020 年 56 巻 6 号 p. 575
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小出裕之氏は,標的分子と結合してその機能を中和するナノ粒子の開発と疾患治療へ応用研究を行っている.小出氏は、ナノ粒子に組み込む機能性材料の構造とその配合比を最適化することで,インプリントすることなく蜂毒メリチンやがん増殖を促進する血管内皮細胞増殖因子の血液中での中和に成功している.近年では,消化管で標的分子を吸着して,その吸収を阻害するナノ粒子開発にも成功している。今後の臨床応用が期待される.
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