金沢大学医薬保健研究域薬学系薬物動態学研究室
2021 年 57 巻 10 号 p. 897-901
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尿酸動態は種差があり、ヒトでは再吸収優先で高い血清尿酸値を保つ。再吸収は、URAT1とGLUT9の2つのトランスポーターが連携することで進行する。URAT1が尿酸排泄促進薬のターゲットとなり、新規のURAT1阻害薬が2020年に我が国で開発・上市され、痛風・高尿酸血症治療薬の幅が広がった。一方、医薬品の副作用で血清尿酸値が変動することがあり、低下すればメリットとなるが、上昇させる場合もあり臨床上注意が必要となる。
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