ファルマシア
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過活動膀胱治療薬はなぜ膀胱に作用するのか
伊藤 由彦
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2021 年 57 巻 10 号 p. 927-930

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抄録

下部尿路機能障害のひとつである過活動膀胱には、抗コリン薬やβ3アドレナリン受容体刺激薬が治療薬として用いられている。これらの薬剤は自律神経系をターゲットする薬物であり、全身性に副作用が発生しても機序的に矛盾はない。しかしながら、治療薬として用いられているのは、これらの薬剤が膀胱選択性を持っているからだといえる。本稿では、この膀胱選択性についていくつかの例を挙げながら考えてみたい。

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© 2021 The Pharmaceutical Society of Japan
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