ファルマシア
Online ISSN : 2189-7026
Print ISSN : 0014-8601
ISSN-L : 0014-8601
ミニ特集 セミナー
治療用アプリの開発戦略と評価方法を考える
古森 亜矢
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 57 巻 12 号 p. 1087-1091

詳細
抄録

近年、疾病治療の新たなアプローチとしてデジタル治療(デジタルセラピューティクス(Digital Therapeutics:DTx))が注目されている。DTxの定義は未だ定まっておらず、タブレットPC等にインストールされたソフトウェアを用いて治療を行うことをDTxと呼ぶ場合や、治療を目的としたソフトウェア自体をDTxと呼ぶ場合がある。本稿では、前者をDTx、後者をDTxアプリと記載する。
本稿では、薬機法に基づき承認審査を行う立場から、DTxアプリを評価する場合に審査員が重視するポイントを説明する。なお、医薬品医療機器総合機構(以下「PMDA」という。)としての見解だけでなく、筆者の個人的見解も含まれる。

著者関連情報
© 2021 The Pharmaceutical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top