ファルマシア
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ミニ特集 最前線
抗体測定から見える新型コロナウイルスの感染実態
真田 崇弘本田 智子小原 道法
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2022 年 58 巻 8 号 p. 759-762

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抄録

SARS-CoV-2感染の診断はPCR検査や抗原検査によって行われてきたが、検査のされていない無症状者も多数いると考えられる。我々は、東京都立・公社14病院の外来受診者の余剰検体を用いて、2万3,234人のSARS-CoV-2に対する抗体を測定したところ抗体陽性率は3.4%であった。解析したのは発熱外来やコロナ陽性者を除外した無症状者が対象であった。したがって、過去に新型コロナの感染が示唆される無症状のままの都民は47万778人(3.4%)いた計算になり、この人数はPCR陽性者として発表されていた都民の3.9倍にあたる。

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© 2022 The Pharmaceutical Society of Japan
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