日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2010年大会学術講演会研究発表論文集
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仕上塗材と建築用シーリング材の適合性に関する研究
その3 促進汚染方法の検討
*福岡 高征伊藤 彰彦本橋 健司
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p. 25

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抄録
建築用シーリング材の上に仕上塗材を施工した場合、組み合わせによっては時間の経過とともに仕上塗材に汚れ、割れ等の不具合が発生することがある。日本建築仕上材工業会、日本シーリング材工業会、および建築研究所は共同で、市販品によるシーリング材と仕上塗材の適合性確認を目的とし暴露試験を実施してきた。本報では、建築用シーリング材の影響による仕上塗材の汚れを確認できる促進試験方法を暴露試験の結果と比較しながら検討した。一部の組み合わせを除き、加温温度は50℃、桜島火山灰(200メッシュ)を汚染材とすることで、促進加熱7日で汚れやすさの傾向が確認でき、促進加熱14日では汚れの程度も屋外暴露とほぼ同等の結果が得られた。
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© 2010 日本建築仕上学会
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