日本水産工学会誌
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伊勢湾東部知多半島先端域のサガラメEisenia arborea群落における波浪流速がアイゴSiganus fuscescensの採食圧に与える影響
蒲原 聡服部 克也甲斐 正信原田 靖子桑原 久実鈴木 輝明高倍 昭洋
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2009 年 45 巻 3 号 p. 221-228

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抄録

流動環境がサガラメ群落へのアイゴの採食圧に与える影響を調査した。沖からの波当たりは,サガラメ残存域が消滅域より強く現れた。また,残存域のサガラメ植生域では,23.6cm/s以上の平均波浪流速が発生しており,その幅は消滅域の2倍程度あった。また,沖側の23.6cm/s以上の波浪流速の発生頻度は,残存域の方が消滅域よりも有意に多かった。アイゴはサガラメ残存域の方が消滅域よりも多く出現したが,残存域ではサガラメの採食は確認されなかったため,波浪流速の大きさがアイゴの採食圧を低下させている可能性が示された。

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© 2009 日本水産工学会
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