割石の体積及び質量を投影面積から推定する新しい実用的方法を提示し,中間の長さの軸長と三軸長に基づく従来法二法と比較する。投影面積は,測定枠を参照としてカメラで撮影した石の二方向の水平直交画像から取得する。新しい方法と従来法二法の各予測式のパラメータは100個の小さい砕石のサンプルデータに当てはめた。その結果,新しい方法が最も正確度と精度が高く,石の体積の95%予測区間は相対誤差で-23%から30%の範囲であった。1.16〜3.01tの大きい割石を用いた実物大実証試験により,三軸長のみに基づく方法による予測は誤差の許容範囲を超えてしまったのに対して,新しい方法は割石の質量を回帰分析から期待される誤差範囲で予測できることが示された。