水産工学
Online ISSN : 2189-7131
Print ISSN : 0916-7617
ISSN-L : 0916-7617
雑種を含めたトラフグ属の体模様再現モデルの構築
石田 武志 田所 大樹高橋 洋吉川 廣幸酒井 治己
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2019 年 56 巻 1 号 p. 15-26

詳細
抄録

フグの雑種については,親種共通で食用とされる部位は食べても良いとされるが,親種の特定が難しくそ のほどんどは廃棄されている。このような中で,交雑種も含めた種の判別が容易になる「雑種鑑別目利技術」 が可能となれば,フグの無駄な処分が減るとともに,フグ種の誤判断の可能性も低くなると考えられる。フ グ鑑別システムの基礎として,トラフグ属の体模様を再現できるモデルをセルオートマトン(CA)モデル を用いて構築した。このモデルにより5 つのパラメータで,それぞれの種の模様の特徴が再現され,さらに 雑種の模様も再現することが可能となった。

著者関連情報
© 2019 日本水産工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top