黒部市民病院
2017 年 15 巻 2 号 p. 43-45
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【要旨】下肢の浮腫は頻度の高い症状であり,疾患別に治療が異なる.浮腫の成因として血管と組織のそれぞれの内圧と膠質浸透圧によるとの説がある(Starling).全身性浮腫と局所性浮腫で疾患が大きく分けられ,診断方法や治療に違いがある.問診や身体所見に加えて血液検査や画像検査が重要となる.エコーと CT は有力な検査であるが,それぞれ短所長所がある.全身性浮腫には疾患別の治療がなされる.局所性浮腫には,感染であれば抗生剤,炎症であれば抗炎症薬,リンパ浮腫であれば圧迫療法が用いられる.
日本フットケア・足病医学会誌
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