ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集
Online ISSN : 2436-634X
第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2024)
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IoTを指向したアスペクト指向モデリングメカニズムの拡張
西條 弘起岸 知二野田 夏子
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p. 157-162

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抄録

モジュール化はソフトウェア設計における重要課題であり,特にオブジェクト指向で発生し得る横断的関心事をモジュール化する技術としてアスペクト指向技術がある.我々は過去に,関心事をアスペクトとしてモジュール化し,アスペクト間の関係をアスペクト関連ルールとして定義することでソフトウェアを柔軟に設計するメカニズムとして,アスペクト指向モデリングメカニズムの提案を行った.また,イベントをやり取りする制御システムを対象にその有効性を確認した.本稿では,さらにIoTのように同じ機器を大量に接続し,かつそれらが様々な機器とデータをやり取りするシステムの設計にも本モデリングメカニズムを適用することを検討する.提案済みのメカニズムでは,各オブジェクトはシングルトンであることを前提にしており,多数の同じ機器を扱うことに困難がある.また,データのやり取りをルールによって表現することは難しい.そこで,アスペクト関連ルールを拡張し,マルチオブジェクトでのデータのやり取りを表現できるようにモデリングメカニズムを拡張する.拡張したメカニズムを複数のセンサによってビニールハウス内の管理を行う農業用IoTシステムの例題に適用し,その有効性を確認した.

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