主催: 戸田 航史, 藤原 賢二
会議名: 第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2024)
開催地: 佐賀県佐賀市
開催日: 2024/11/28 - 2024/11/30
p. 195-196
近年, エンジニアが感じているストレスの大きさによってプロダクトの生産性が変わることが注目されている. そこ で本研究ではプログラミング中の認知負荷を脳波と鼻部周辺皮膚温度を計測することで認知負荷の非侵襲での評価を 目指した. 実験の結果, プログラミング中は鼻部皮膚温度が低下し, 休憩中には上昇することが確認された. これは先 行研究でも似た結果が確認されており, このことからプログラミング中の皮膚温度に注目することで認知負荷を確認 することができると考えられる. 脳波解析でも, 先行研究と同様に問題解答中に一部の部位でβ波の活動が増加する 傾向が見られた. これらの結果から, 非接触でのストレス検知の可能性が示されたと考えられる.