ソフトウェア工学の基礎ワークショップ論文集
Online ISSN : 2436-634X
第31回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ(FOSE2024)
会議情報

脳波, 皮膚温度によるプログラミング中のストレス検知
郡山 太陽中才 恵太朗鹿嶋 雅之揚野 翔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 195-196

詳細
抄録

近年, エンジニアが感じているストレスの大きさによってプロダクトの生産性が変わることが注目されている. そこ で本研究ではプログラミング中の認知負荷を脳波と鼻部周辺皮膚温度を計測することで認知負荷の非侵襲での評価を 目指した. 実験の結果, プログラミング中は鼻部皮膚温度が低下し, 休憩中には上昇することが確認された. これは先 行研究でも似た結果が確認されており, このことからプログラミング中の皮膚温度に注目することで認知負荷を確認 することができると考えられる. 脳波解析でも, 先行研究と同様に問題解答中に一部の部位でβ波の活動が増加する 傾向が見られた. これらの結果から, 非接触でのストレス検知の可能性が示されたと考えられる.

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top