日本薬理学雑誌
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特集:慢性咳嗽治療を理解するための基礎と臨床
遷延性咳嗽と慢性咳嗽の原因疾患
―アトピー咳嗽と咳喘息の病態と治療―
藤村 政樹
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2008 年 131 巻 6 号 p. 402-405

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抄録

咳喘息とアトピー咳嗽は,我が国における遷延性・慢性乾性咳嗽の2大原因疾患である.●咳喘息とアトピー咳嗽は,ステロイド薬が奏効する好酸球性気道疾患であるが,それぞれの基本病態は異なる.●咳喘息は,β2-刺激薬などの気管支拡張薬が有効な唯一の病態であり,中枢から末梢気道全体の好酸球性炎症を基本病態とし,約30%の患者が喘息を発症するため,喘息の前段階と認識される.●アトピー咳嗽は,気管支拡張薬が全く無効であり,中枢気道の好酸球性炎症と咳感受性亢進を基本病態とし(中枢気道の蕁麻疹),喘息には移行しない.

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© 2008 公益社団法人 日本薬理学会
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