日本薬理学雑誌
Online ISSN : 1347-8397
Print ISSN : 0015-5691
ISSN-L : 0015-5691
マウスのストレス性高血糖に対するニンニク抽出液(AGE)の作用
春日 繁男牛島 光保森原 直明板倉 洋一仲田 義啓
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 114 巻 3 号 p. 191-197

詳細
抄録

ストレス性高血糖に対するニンニク抽出液(以下,AGE: aged garlic extraotと略す)の有用性を明らかにする目的で,マウスの拘束ストレスモデルを用い,AGEのストレス性高血糖に対する作用を検討した.ddY系雄性マウスに1日16時間の拘束ストレスを2日間負荷すると,血糖値,血清コルチコステロン濃度の上昇および副腎重量の増加が認められたが,血清インスリン濃度には変化は認められなかった.したがって,本モデルでの高血糖は,視床下部―下垂体―副腎皮質系を介したものであると推察された.AGE 5および10 ml/kgは,ストレス負荷の1時間前に2日間経口投与することにより,血糖値,血清コルチコステロン濃度の上昇および副腎重量増加を抑制し,AGEはストレスによる高血糖を防御した.

著者関連情報
© 社団法人 日本薬理学会
前の記事
feedback
Top